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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
         8号 2024/12/06 発行
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皆さん、こんにちは!五十川将史(いかがわ)です。

このメルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票作成のコツをお届けしています。

費用を抑えて必要な人材を確保したい中小企業や小規模事業所の経営者の皆さん、そしてそんな企業をサポートする社労士や税理士、コンサルタントの方々に向けて、実践的な情報をお届けします!

さて、第8号のテーマは

「ハローワークに求人を出すのは何月が効果的か?」

この疑問にお答えしつつ、自社に最適な時期を見極めるヒントをご紹介します!

Q&A

 Q.「求人を出す効果的なタイミングとは?」

 A.求職者数が多いのは2月ですが、効果的な時期は欲しい人物像によって異なります!

 

【解説】

  1. 求職者数のデータを活用する

厚生労働省発表の令和5年度のデータによると、全国的に2月が最も求職者が多く(2,019,644名)、逆に12月が最少(1,795,885名)となっています。

さらに地域ごとのデータを見ると、岐阜県では2月が最も求職者数が多く(28,565名)
、逆に5月が最少(27,962名)という結果が出ています。
ただし、この差は約2%程度に過ぎません。そのため、データだけで最適な時期を判断するのではなく、採用したい人物像の特徴を踏まえて検討することが重要です。

 

  1. 欲しい人材の行動パターンを理解する

求職者の特徴や行動パターンによって、効果的な時期は異なります。具体例をご紹介します。

  • 年度末退職者の採用
    年明けの1月から3月は退職を意識する人が多く、次の仕事を探し始める時期です。
    年度末に退職し、すぐに転職を希望する人材を採用したい場合は、このタイミングが最適です。

  • 子育て中の主婦層
    夏休みが終わり、時間の余裕が生まれる9月は働き始めるのに好タイミングです。
    8月中に求人を出す際には、「勤務開始日などお気軽にご相談ください」と記載することで、応募しやすくなります。
  • 帰省時の転職希望者
    年末年始や夏季休暇に帰省したタイミングで転職を考える方も多いです。
    このため、休暇明けの1月や9月に求人を出すことが効果的です。

  • 在職者
    ハローワークの新規求職者のうち在職者の割合が最も高くなるのは令和5年度では2月(36.6%)です。
    また、12月から3月にかけては在職者の割合が33%以上を記録しています。
    在職者をターゲットにする場合、この期間に求人を出すと効果的でしょう。

  1. 地方へのUターン・Iターン希望者を狙う

地方に人材を集めたい場合は、UIJターン希望者向けの求人票を意識するのもポイントです。
例えば、求人票に「Uターン歓迎」「借り上げ社宅あり」といった情報を盛り込むことで、全国からの求職者を集めやすくなります。
野村総合研究所の調査によると、UIJターン希望者の転職手段として「ハローワーク」は17.9%を占め、第2位に位置しています(第1位は知人・友人の紹介)。

【まとめ】

求人を出す時期を決める際には、自社が採用したい人物像を明確にし、その人たちの行動パターンや価値観を考慮することが重要です。
ただ単に「2月が最適」と考えるのではなく、「自社が採用したい人材にとっての最適な時期」を見極めて、効果的な求人活動を行いましょう!

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