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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
第70号 2026/2/5発行
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皆さん、こんにちは。
ハローワーク採用支援に特化した社会保険労務士の五十川将史(いかがわ まさし)です。
いつもメールマガジンをご覧いただき、誠にありがとうございます。
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【テーマ】
『「会社の特長」欄、何を書けば一番“効く”んですか?』
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「会社の特長って、結局なにを書けばいいんですか?」
求人票のご相談で、かなりの頻度で出てくる質問です。
・良い会社だとアピールしたい
・他社との差別化もしたい
・でも、90文字(30文字×3行)しかない
・自慢っぽくなると逆効果な気もする
この悩み、よく分かります。
結論から言うと、
“会社の特長”で一番効くのは会社の自慢ではなく、
「そこで働く人にとってのメリット」が“具体”で伝わることです。
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1)「会社の特長」は“会社紹介”ではなく「応募の背中押し」
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求職者は求人票を見た瞬間から、頭の中でこう考えています。
「ここ、続けられそうかな」
「入社して困らないかな」
「家族に説明できる会社かな」
つまり、会社の特長欄は“企業PR”というより、応募前の不安を減らす欄です。
90文字しかないからこそ、
「この会社なら大丈夫そう」と思える材料を、短く3つ置く。
これが最も効きます。
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2)90字(30×3行)の正しい使い方は「3点セット」
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おすすめは、30字×3行を次の役割で分ける考え方です。
① 安心(育成・相談・チーム)
② 負担(働き方・無理のなさ)
③ 裏付け(安定性・実績・第三者評価)
ポイントは、“自慢っぽい強み”ではなく、働く側のメリットに翻訳すること。
たとえば「取引先が大手」「行政案件が多い」「上場企業グループ」
「地元の○○橋の工事に関わった」「創業50年以上」などは、
会社側の自慢に見えやすい一方で、書き方次第では強い安心材料になります。
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3)「掲載実績」「大手取引」「創業○年」は“自慢”ではなく「説明のしやすさ」
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たとえば、
「NHKで紹介されたことがある」「新聞に載ったことがある」は、
一見すると“会社自慢”にも聞こえます。
でも、これが効く場面があります。
求職者が応募を迷うとき、実は本人だけでなく、家族からの一言で止まることが珍しくありません。
いわゆる「嫁ブロック」「親ブロック」です。
このとき、求職者が家族に説明できる材料があると強いのです。
「一般的には知られてないけど、NHKで紹介された会社なんだよ」
「取引先が行政だから、仕事が安定していて、急になくなりにくい」
「創業50年で地元の工事もやってる会社だから安心だよ」
つまり、第三者評価や実績は、本人が“周りに説明できる安心材料”になります。
ここまで“求職者メリット”として言い換えられるなら、
掲載実績・大手取引・創業年数などは十分に「特長」として使えます。
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4)被りを怖がらなくてOK。ただし「同じ文章の繰り返し」は避ける
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「仕事内容」「求人に関する特記事項」と“会社の特長”がどうしても被ってしまう、という悩みもよく聞きます。
結論としては、被ること自体は問題ありません。
ただし、限られた文字数の中で“同じ文章をそのまま繰り返す”と、情報が増えないのがもったいない。
そこで、今日の提案はシンプルです。
会社の特長欄(事業所で共通)には、
「どの求人でも効く安心材料」を3つだけ置く。
そして、教育の数字や細かい条件などは、他の欄に書けるなら、無理に90文字で繰り返さない。
「特長欄では“文化・導線・体制”を置く」
これだけ意識すると、被りが自然に減っていきます。
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5)そのまま使える“会社の特長”の作り方(30×3行の型)
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私は、会社の特長欄を作るときに、まずこの型で考えます。
(A)安心:相談・育成・チームのどれか1つ
(B)負担:無理のなさ(残業/休み/体力負担など)から1つ
(C)裏付け:安定性や第三者評価を1つ
ここまで決めると、90字に収めやすくなります。
さらに「第三者評価」を入れる場合は、
“すごい”より“安心”に翻訳するのがコツです。
例:
×「NHKで紹介されました」
○「NHK『おはよう日本』で紹介実績あり」
※求職者が家族に説明しやすい「安心材料」になります
×「大手取引多数」
○「大手・行政案件もあり」
※「仕事が安定しやすい」という印象につながります
×「創業50年」
○「創業50年超」
※「地元で長く続く基盤がある」と伝わります
この言い換えだけで、“自慢感”が薄れて、効きやすくなります。
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まとめ:会社の特長欄で一番効くのは「働く人のメリットが具体で伝わること」
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会社の特長欄は、短いからこそ強い欄です。
・会社自慢を書く場所ではなく
・応募前の不安を減らし
・本人だけでなく家族にも説明できる材料を置く
この視点で3つ並べると、90字でも十分に“効く文章”になります。
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