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 五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
         第7号 2024/12/3 発行
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皆さん、こんにちは!社会保険労務士の五十川将史(いかがわ)です。


本メルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票作成のコツを中心に、中小企業や小規模事業所が費用をかけずに人材を採用するための実践的な情報をお届けしています。

今回のテーマは、「ハローワーク求人システムの余り知られていない活用法」から「オンライン自主応募機能」に焦点を当て、その特徴とメリットを事例とともに解説します。

 

【特集コラム】「オンライン自主応募機能を活用した採用成功のポイント」

 

オンライン自主応募機能とは?

ハローワークのオンライン自主応募機能は、求職者がハローワークインターネットサービスを通じて企業に直接応募できる仕組みです。従来は、求職者が窓口で紹介状を取得して応募する必要がありましたが、この機能により紹介状を介さずに簡単に応募することが可能になりました。

 

求職者にとってのメリット

  • 利便性の向上:在職中の求職者が平日に窓口を訪れる必要がなくなり、手続きが簡素化されます。
  • 時間や場所を問わず応募可能:求職活動の自由度が高まり、応募しやすくなります。

 

企業にとってのメリット

  • 応募者の増加:求職者が簡単に応募できることで、応募者数の増加が期待できます。
  • 在職中求職者へのアプローチ:平日昼間にハローワーク窓口に行けない求職者にも門戸を広げられます。

 

成功事例:地方の製造業が応募者数を増加

ある地方の製造業では、求人票を出しても応募が少ない状況が続いていました。
特に、平日昼間に窓口に行けない在職中の求職者に対するアプローチが難しいという課題を抱えていました。

そこで、ハローワークの「オンライン自主応募機能」を活用。
この機能が在職中の求職者にも対応できる点に注目し、求人票の内容を見直しました。
具体的には、仕事内容や職場の雰囲気を詳細に記載するとともに、応募手続きが簡単であることをアピールしました。

その結果、応募者数が増加し、最終的に1名の即戦力となる人材を採用することに成功しました。
採用者は「平日窓口に行かずに応募できたことで、気軽に応募を決めた」と話しています。
この成功事例から、オンライン自主応募機能は、平日勤務で時間が限られた求職者にもアプローチできる有効な手段であることが分かります。

 

ハローワーク利用に抵抗感を持つ求職者の特徴

 

  1. 在職中の求職者

現職が平日勤務の場合、ハローワーク窓口が開いている時間に行けないことが多く、応募をあきらめるケースがあります。

 

  1. 若年層(学生・第二新卒など)

「ハローワークは中高年向け」という先入観や、オンラインに慣れている世代のため、窓口訪問を負担に感じることがあります。

 

  1. 心理的抵抗がある方

職業相談や面談に心理的な負担を感じる方も多く、窓口での手続きに二の足を踏むケースがあります。

 

注意点と補足情報

 

求職者登録が必須

オンライン自主応募機能を利用するためには、求職者がハローワークで「求職者登録」を済ませている必要があります。
この点が利用を妨げる要因となる場合もあるため、企業はこの制約を補う方法を検討する必要があります。

 

自社採用サイトを併用する

ハローワークの求人票だけでなく、自社の採用サイトにも応募フォームを設けることが効果的です。
さらに、求人票の中に「当社の採用サイトからも応募可能です」と記載しておくことで、求職者登録がない方にも応募の道を提供できます。

 

助成金対象外となる場合

オンライン自主応募や自社採用サイト経由の応募は、ハローワークを介さないため、「特定求職者雇用開発助成金」などの助成金の対象外となります。
助成金を活用したい場合は、応募をハローワーク窓口経由で受け付けることを併用する必要があります。

 

まとめ

ハローワークのオンライン自主応募機能は、手間を軽減しながら応募のハードルを下げる有効な手段です。
特に平日昼間に窓口に行けない在職中の求職者へのアプローチとして大きな効果を発揮します。
一方で、求職者登録が必須である点や助成金対象外となる点を考慮し、企業独自の応募手段(自社採用サイトなど)を併用することで、さらなる応募者の増加が期待できます。

ハローワークの機能を最大限活用しながら、独自の工夫を加えた採用活動を行ってみてはいかがでしょうか?

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