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 五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
              第69号 2026/1/29発行
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皆さん、こんにちは。
ハローワーク採用支援に特化した社会保険労務士の五十川将史(いかがわ まさし)です。
いつもメールマガジンをご覧いただき、誠にありがとうございます。

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【テーマ】
「働きやすさ」は、制度よりも職場の空気が決める
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「うちは制度は整っているのに、なぜか人が定着しない」
「求人票に福利厚生も書いているのに、応募が増えない」
こうした相談を受けることがあります。

もちろん、制度整備は大切です。
ただ、実際に定着や応募を左右するのは、制度そのものよりも、
それが職場でどう運用されているか、そして日々の職場の空気であることが少なくありません。

今日は、制度よりも空気が効く理由と、
求人票や採用活動での伝え方・整え方を整理します。

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1)求職者が見ているのは「制度があるか」より「使えるか」
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例えば、求人票に
「有休取得推奨」「育休実績あり」「時短勤務可」と書いてあっても、
求職者が気にするのは、次の点です。

・本当に取りやすいのか
・周りの目は厳しくないか
・忙しいときに言い出せる雰囲気か

同じ制度でも、
使える空気がある職場は働きやすく、
使いにくい空気がある職場は働きにくい。
制度は「ある・ない」よりも、「使える・使えない」で評価されるということです。

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2)「職場の空気」は、求人票の具体でしか伝わらない
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空気というと、ふわっとした話に聞こえますが、求人票では「具体」でしか伝わりません。

例えば、次のような情報は、職場の空気を伝えます。

・相談できる相手がいるか(誰に、どう相談するか)
・新人を放置しない仕組みがあるか(最初の週間は同行など)
・ミスしたときの対応(責める文化か、仕組みで再発防止か)
・休みの取り方(前日でも可?何日前?言い出しやすさ)
・残業の実態(なぜ増える?どの程度?どう減らしている?)

「人間関係が良いです」と書くより、
良いと言える根拠1行入れる方が、はるかに伝わります。

【記載例(求人票にそのまま使える)】
・入社後1か月は先輩が同行し、業務手順を一緒に確認します。
・困ったときは、チームリーダーにチャットで即相談できます。
・有休は前日申請も可能です(繁忙期を除く)。取得しやすい雰囲気があります。
・ミスは責めるのではなく、手順書の見直しで再発防止しています。

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3)空気をつくるのは、結局「日々の3つの行動」
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職場の空気は、社長のスローガンだけでは変わりません。
日々の行動の積み重ねで決まります。

特に効くのは次の3つです。

1)声かけ(挨拶・ねぎらい・確認)
2)相談のしやすさ(否定しない/聞く/受け止める)
3)評価の見える化(何を頑張れば認められるか)

制度を整えるより、
この3つが回り始めた会社の方が定着が良くなることも珍しくありません。

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4)求人票で空気を伝えるなら、「誰が何をしてくれるか」
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求人票で差がつくのは、ここです。
「丁寧に教えます」ではなく、誰が、いつ、何をしてくれるかまで書く。

例えば、

× 丁寧に指導します
入社後2週間は担当者が付き、毎日終業前に振り返りを行います

× 相談しやすい職場です
困ったら班長にすぐ相談。毎朝5分のミーティングで共有します

空気は抽象では伝わりません。
具体で伝えると、求職者の不安が減り、応募の質が上がります。

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まとめ:「制度+運用+空気」で、働きやすさは完成する
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働きやすさは、制度を整えるだけでは完成しません。
制度が「ある」ことより、制度が「使える」空気があるかどうか。
そしてその空気は、日々の運用・声かけ・相談の仕組みの積み重ねで作られます。

求人票では、
空気が良いと書くのではなく、空気の根拠となる具体(教育、相談、休み、残業、チーム体制)を、
1
2行ずつで十分なので入れてみてください。

「うちの会社の空気の良さをどう文章に落とせばいいか分からない」
という場合は、ヒアリングしながら求人票の文案に落とし込む形で、一緒に整理することも可能です。

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