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 五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン       

           第27号 2025/3/28 発行

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皆さん、こんにちは。五十川将史(いかがわ まさし)です。

いつもメルマガをご覧いただき、ありがとうございます。

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今回のテーマは

 

「会社見学は企業のイメージアップ&採用面接での質問にもひと工夫」

 

ハローワークの求人票には、「見学歓迎」と記載された求人を目にすることがあります。

もちろん、すべての企業が見学を受け入れる必要はありませんが、この「応募前見学」をうまく活用することで、企業イメージの向上や応募率の改善につながることも少なくありません。

見学を希望するということは、求職者がその企業に対して一定の興味・関心を持ち、応募を前向きに検討している証拠です。

職場の雰囲気や業務内容を具体的に伝えることができれば、入社後のミスマッチ防止にもつながります。

さらに、採用面接では求人票をもとにした質問を工夫することで、求職者の価値観や職業観をより深く引き出すことが可能です。

今回は、会社見学の効果的な活用法と、採用面接における質問の工夫について、具体的な事例を交えて解説します。

 

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【特集コラム】 

 会社見学は企業のイメージアップ&採用面接での質問にもひと工夫

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ハローワークの求人票では、「見学歓迎」と記載された求人をよく見かけます。


すべての企業が見学を受け入れる必要はありませんが、求職者の中には「実際に職場を見てみたい」という潜在的なニーズがあるのも事実です。


見学を希望するということは、その企業に対する興味・関心が高く、応募を前向きに検討している可能性があるということ。


確かに、見学の受け入れには手間がかかりますが、その分、応募につながるメリットも大きいのです。

 

1)応募前見学の受け入れは企業イメージを左右する

求職者にとって企業見学は、真剣に応募を検討している行為です。

企業側にとっても、欲しい人材と出会える大切な機会となります。

多くの場合、見学は正式応募後に行われますが、「応募前でもOK! 見学してから応募をご検討ください」といった柔軟な対応をしている企業もあります。

こうした姿勢は、求職者に安心感を与え、「オープンで誠実な会社」というイメージにつながります。

また、見学は入社後のミスマッチ防止にも役立ち、結果的に双方にとってメリットのある取り組みです。

 

2)見学受け入れ体制と小さなサプライズで印象アップ

見学内容としては、会社の概要説明や工場・事務所の案内が一般的ですが、そこにひと工夫を加えることで印象が大きく変わります。

たとえば、作業の一部を体験してもらったり、重機や車両の運転席に座ってもらったりと、業務に少しでも触れてもらえる機会があると、記憶に残る見学になります。

また、入社間もない若手社員との懇談の場を設けると、「この会社は人を大切にしている」という印象を強く残すことができます。

ちょっとした“サプライズ”が、企業の魅力を効果的に伝えるカギになります。

 

3)求人票をベースにした質問で職業観を引き出す

選考面接では、志望動機や自己PRといった一般的な質問に加え、求人票を切り口にした質問も非常に効果的です。


たとえば、

・「わが社の求人票のどんな情報が応募の決め手になりましたか?」

・「求人票の中で、もう少し詳しく知りたいと思った点はありますか?」

・「この△△△(例:賃金額)について、どのように感じましたか?」

・「この求人を見てから、応募を決めるまでにどれくらい時間がかかりましたか?」


といった質問を通して、求職者の価値観や職業観、働くうえで重視しているポイントを自然に引き出すことができます。


また、応募が衝動的なものか、熟考の末かといった判断材料にもなります。

「志望動機を教えてください」といった定番の質問よりも、より具体的で実りある対話が可能になるのがこのアプローチの魅力です。

 

まとめ

このように、会社見学の受け入れ体制を整えたり、求人票を活用した質問を取り入れたりすることで、単なる「採用活動」にとどまらず、企業の魅力を自然に伝える機会へとつなげることができます。

 

見学対応の丁寧さや、面接でのちょっとした問いかけの工夫――それらは一見すると小さな違いに見えるかもしれません。

しかし、そうした微差の積み重ねこそが、最終的に「ここで働きたい」と思ってもらえる企業になるかどうかの分かれ道になります。

他社との大きな差ではなく、圧倒的な微差を生み出す意識こそが、これからのハローワーク採用で本当に求められる力だといえるでしょう。

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