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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
第16号 2025/1/10 発行
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皆さん、こんにちは!五十川将史(いかがわ)です。
いつもメルマガをご覧いただきありがとうございます。このメルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票の作成ポイントをお届けしています。
今回のテーマは…
「全国から広く求職者に応募してもらいたいのですが?」
全国から人材を集めるにはどうすればいいのか? ハローワークならではの活用術をご紹介します!
【解説】全国ネットを活用する方法
ハローワークの求人は全国に公開できる
「ハローワークに求人を出すと、どの範囲まで公開されますか?」という質問をよくいただきます。
答えは、日本全国! ハローワークに出した求人は、全国500以上のハローワークや付属施設で公開され、さらにハローワークインターネットサービスを通じて世界中に発信することも可能です。
とはいえ、実際の応募は事業所近隣の通勤可能な範囲からが一般的です。
ですが、求人条件を工夫すれば、全国からの応募を目指すこともできます。
【ポイント1】「UIJターン歓迎」の表記を活用
「UIJターン」とは、都市部から地方へ移住して働くことを指します。
このキーワードを求人票に記載すると、地方での仕事を探している求職者や支援を行う自治体職員の目に留まりやすくなります。
なぜ「UIJターン歓迎」が効果的?
- 地方創生や移住支援が進む中、UIJターンを希望する人材が増加しています。
- 野村総合研究所の調査では、UIJターン希望者が就職手段としてハローワークを選ぶ割合は17.9%と高く、第1位の「知人・友人の紹介」に次ぐ結果です。
- 地域活性化を目指す自治体が移住体験や定住支援を行っており、ハローワークもその一環で活用されています。
求人票に「UIJターン歓迎」と記載することで、地域に興味を持つ求職者や移住を検討している方の応募を促せます。
【ポイント2】「入居可能住宅」を明記する
入居可能住宅があるかどうかは、地方への転職を考える求職者にとって大きなポイントです。
入居可能住宅とは?
- 自社所有の寮に限らず、会社が一般賃貸物件を借り上げて社員に提供する形態も含まれます。
- 家賃の一部を会社が負担することで、求職者にとって大きなメリットとなります。
例えば、「本当に来てほしい人材なら、家賃の半分ぐらい会社で負担できる」という事業主の声をよく聞きます。
このような条件を求人票に盛り込むことで、遠方からの応募者にも魅力的な求人票となります。
実例
ハローワークで勤務していた際、「入居可能住宅」がある求人票を求める求職者を何度も見かけました。
他の条件が希望と少し違っていても、住まいが確保されているというだけで応募を決めるケースも多いのです。
【まとめ】全国から応募を集めるポイント
- 「UIJターン歓迎」と記載することで、地方移住を考える求職者の目に留まる
- 「入居可能住宅」の有無を明確にして、遠方からの応募者のハードルを下げる
全国ネットワークを持つハローワークの強みを活かし、少しの工夫で広範囲から応募者を集めることが可能です。