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五十川将史の「ハローワーク採用を極める」メールマガジン
第13号 2024/12/24 発行
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皆さん、こんにちは!五十川将史(いかがわ)です。
このメルマガでは、ハローワークを活用した採用戦略や求人票作成のコツをお届けしています。
中小企業や小規模事業所が「欲しい人材」を採用するために役立つ情報をわかりやすくお伝えします!
お知らせ
2025年から、このメルマガは週2回から週1回、金曜日の正午に配信する形に変更となります。
配信頻度を減らす分、内容をさらに充実させて、皆さまにとって価値ある情報をお届けしてまいります!
今回のテーマは…
「ズバリ!反応・応募がある求人票はここが違う」
同じ職種の求人票が並ぶ中で、注目される求人票にはどんな違いがあるのでしょうか?
ポイントを3つに絞ってお話しします。
【特集コラム】反応・応募がある求人票のポイント
(1)ここが違う1 「情報量と情報の目線」
求職者は求人票を見たとき、最初に「職種名」を確認し、次に仕事内容や賃金、休日などを一読して第一印象を持ちます。
この第一印象に大きく影響するのは情報量です。
例えば、仕事内容や特記事項が空欄だらけの求人票では、「この会社はどんな職場なのか分からない」と感じられてしまいます。
一方で、重要な情報がしっかりと記載されていると、「興味を持って読んでみよう」という気持ちになります。
ただし、情報を詰め込みすぎても良いとは限りません。
求職者目線で、知りたい情報を分かりやすくまとめることが重要です。
以下のポイントを意識しましょう:
- 具体性を持たせる:空欄を減らし、求職者が仕事内容や職場の雰囲気をイメージできるようにする。
- 簡潔かつわかりやすい表現:長々と書かず、箇条書きなどで見やすくまとめる。
- 求職者の興味を引くアピール:例えば、「未経験でも安心!丁寧な研修あり」といった魅力的な一文を加える。
(2)ここが違う2 「決め手は仕事内容」
山形と品川のハローワークが行ったアンケート調査によると、求職者が求人票で最も重視するのは仕事内容という結果が出ています。
また、最も時間をかけて読む項目も仕事内容です。
反応や応募がある求人票には、この仕事内容の記載が具体的かつ丁寧であるという共通点があります。
ただ業務内容を羅列するだけでなく、「わかる」「できる」「やってみたい」の要素を盛り込むことが重要です。
- わかる:仕事内容が具体的で、応募者が自分が何をするのかをイメージできる情報を記載する。
- 例:「機械操作による部品加工(1日100個程度、未経験OK)。シンプルな作業で安心。」
- 例:「機械操作による部品加工(1日100個程度、未経験OK)。シンプルな作業で安心。」
- できる(できそう):スキルや経験がなくても安心して取り組める情報を伝える。
- 例:「未経験歓迎!マンツーマンで丁寧に指導します。」
- 例:「未経験歓迎!マンツーマンで丁寧に指導します。」
- やってみたい:その仕事の魅力ややりがいをアピールする。
- 例:「地域貢献を実感できるお仕事です!お客様に喜んでもらえるやりがいがあります。」
- 例:「地域貢献を実感できるお仕事です!お客様に喜んでもらえるやりがいがあります。」
求職者が「この仕事なら自分にもできそう」「ここで働いてみたい!」と思える具体性と魅力が鍵になります。
(3)ここが違う3 「転職する魅力やメリットが明確」
求職者は、現在の職場での不満や課題を抱え、転職先にそれが解決されることを期待して行動します。
反応・応募がある求人票は、この**「転職するメリット」**がしっかり伝わる内容になっています。
例えば:
- 働きやすさ:「残業なし」「フレックスタイム制で家庭との両立が可能」。
- 成長の機会:「資格取得支援あり」「未経験からプロフェッショナルを目指せます」。
- 安心感:「急なお休みにも対応可能」「アットホームな雰囲気で安心して働ける」。
転職を検討している求職者にとって、「この会社でなら自分の課題が解決できそう」と感じられる具体的な情報があると、応募につながりやすくなります。
【まとめ】
反応・応募がある求人票は、次の3つがしっかりしています:
求職者の目線に立った十分な情報量。
「わかる」「できる」「やってみたい」を意識した具体的な仕事内容の記載。
転職者にとっての魅力やメリットが明確に伝わる内容。
これらを意識して求人票を作成することで、求職者の目に留まり、応募へとつながりやすくなります。